痛みと喜び 160917

痛みと喜び 160917
 
一般に子犬でも相手に合わせて手加減することを知っている
中には相性が合わないのか
距離をおいたり邪険にイジメたりすることもある
 
人によって分かれ目が違うけれど
多くの人は手加減することすら思いつきもしないで
蚊をモテアソブこともなく叩き殺す
次元の違う相手として情感抜きの素手でつぶせるても
自分に近いリアリティーを感じてしまうからだろうか
すこし大きなハエとなると
殺すのにためらいはなくても自分の手を汚したくない
 
人間は未だに縄張りの社会的価値観に依存し
年齢を経るほどに弱音を吐きながらも威嚇でしのぎ
自律を目指し自らを解放するという自己実現を忘れて
過去に依存搾取する利権という価値観を盾にして閉じ籠り
社会的評価に逃げ込む傾向がある
 
この洗脳されている事実を理解することで固めた足元から
所有のすべてを捨てて飛躍することこそが
次の冒険をたのしむ条件となる