法律って何 160520

法律って何 160520
 
精神的な信頼で今を集うことに
罰則付きの法律という手段などいらない
しかし利害関係で逃げ込む
対立する縄張り組織になると
損得勘定から利権の奪い合いになり
物的に搾取するための依存心が邪魔して
愛と美のシナヤカな関係で集えないから
強制的な力で裏打ちされた法律で
お互いを暴力的に縛り合うしかなくなる
 
法律は個々の心に宿る倫理観と違い
物理的な力関係によるもので
完璧になれないから
公僕とは名ばかりのつくる権利を持つ側の支配者と
押し付けられる市民側の対立関係をつくる
その対立を生み出す法律の歯止めとして
市民と政府の対等性と自在性を守りるための
憲法が必要になる
そこには全ての存在を意識した大所高所からの
無限性を盛り込む必要があるのだけれど
これを裏打ち出来るだけの深く広い意識が
全ての市民にあれば問題ないが
なければ腕力で維持することになり
その所在が実質的に権力側に置かれることに成るから
解釈しだいのお題目にすぎないことになる
 
建前がいくら主権在民とされていても
それを押し通せる力の所在が曖昧なのだから
尻切れトンボになってしまう
この対等性と自在性の欠如が
契約でしか成り立たない法の限界である
法を支える手段は暴力で拘束する警察でなく
意識による人間性の高さが創る調和でなければ
不可能なのだ