左は右があっての物種 160110
左は右があっての物種 160110
対になった片側だけでは成り立たないのが
この世という相対の世界だ
正は負を伴うことで意味をなすし
神は悪魔と紙一重の裏表同士でお互いを知るし
幸せは不幸を見ることで浮き彫りになる
反面教師なしに真からの学びも悟りも成長もない
全体観とつながる意識を育てたければ
作用と反作用という現象の体験で
部分感による損得に関する有限的な知識を得
自分の手と頭で咀嚼しなければ得られない
私達生命体は自ら無限を理解するために
有限を体験する必要に迫られ
相対性時空間という冒険と発見の場を創造し
現象という理不尽で歪んだパラドキシカルな環境で
五感によって実感を得ることに挑戦している
最中なのだと思う