ペンギンハイウェイ 森見登美彦 角川
ペンギンハイウェイ 森見登美彦 角川
昔のように人気のないSFのジャンルに入る小説
でもあるのだけれど
ジャンルをはみ出している柔らかさがる
好奇心旺盛な小学4年制が主人公で
単に社会性から成る正義感というよりも
自分らしくありながらも
意思を持って視野を広くして全体観を養い
自分に恥じない自律した生き方を目指しているという
時代に沿って成熟している勇気にも注目したい
今流行の会話に熟語を多用する漢字文化が
客観的な恋や簡潔して乾いたある意味清々しい人間関係を
生み出しているのかもしれない