自然をはみ出す人工的姿 150317

自然をはみ出す人工的姿 150317
 
自ら神掛かった人間が他の存在を対立関係に置いて
意識的に干渉する暴力を人工的行為と言い
それに対して自然の一員としてお互いの距離を保ちながら
参加する行為を自然の範疇にある前向きで真っ当な
生命体であると言う
 
今現在という信頼で成り立つ食物連鎖の中で暮らす素直さを
自律的で対等で自在な関係にある自然体と言う
コレを無視して過去という外側に立つ差別意識による
弱肉強食の依存的関係を作り出す頑固になった視野の狭い意思を
不自然で理不尽で利己的で身勝手な暴力と言う
 
但し客観的な全体観を持って見れば
いずれもこの世における自然現象の一つに過ぎず
無限なる大自然の真理を相対的時空間という有限的構造の中で
五感による姿形として表現する作業の一環なのでないだろうか
 
更に人間はこの一瞬一瞬の出合いという作業を
冒険と発見として愉しんだり恐れたりしているのだと思えてくる