相対界と全体  210809

相対界と全体  210809
 
神仏に象徴される精神性と
悪魔に象徴される物質性で
構成される相対界
姿形を持つ具象的な過去を示す
部分的な歪みの環境で
五感による実感を無数に得続け
その集合で全体的な無限である
精神の理解を目指す為の環境こそが
我々が住む相対性時空間なのだろう
 
目的である精神性の獲得と
その手段である物質性の体験
この二つの調和を目指すために
永遠の今を追い求めているのが
私たちそれぞれの人生なのだろう

集い遊び笑い創造する 210803

集い遊び笑い創造する 210803
 
ミミズは淡々と今を過ごすが
多分集わないし遊ばないし笑わない
トカゲやヘビは交尾以外に集いそうにないが
イモリは集っているようにも見える
でもカエルの笑ったのは見たことがない
小鳥は群れるだけでなく集うし遊ぶし表情も豊かだ
観察眼も鋭いし母性も父性も強く頭もいい
でも創造を楽しんでいるかどうかわからない
大抵の哺乳類はよく遊び笑ってもいると思うけれど
創造はといえば人間の内でもごく一部が
己の存在に疑問を感じ取り
夢を描き想いを巡らせ宇宙の真理を探し求める
猫は化けると言われるぐらいに自分ルールかと思うと
結構群れて暮らす
犬は信頼関係を通り越して自分を見失う
猿の一部は侵略戦争で共食いをする
しかし目指すべき未来を定めた目的への過程を
創造することはなさそうだ

日本語に主語はいらない  金谷武洋  講談社

 

 

日本語に主語はいらない 金谷武洋 講談社

まず驚いたのは
日本語の文法なのに左めくりの横書きだ‼️
読み出して気付いてみれば当然のことで
縦書きにできない英語やフランス語など
沢山の外国語が引用されているのだ
日本語は縦も横も行ける特異な言語なのだ❣️

著者はケベックに長く住み
モントリオール大学に所属し
日本語の文法を専門とする中で
三上章の研究家でもある

西洋人に日本語を教える立場から気づくことは
日本語の文法が明治以来西洋から輸入した文法で
説明されてきた矛盾に出合うことだと言う
本来の日本語をひどく阻害している事実である
そこで浮かび上がるのが
三上章の日本語文法論であり
その研究の結果がこの本である
一昔前の三上による「象は鼻が長い」を
読み解くにも最善の参考書となるし
日本語を深く納得するにも
この本と出合うべきである

生きてる実感  210727

生きてる実感  210727
 
外へと働きかけていることに
嬉々とできる人もいれば
内へと集中することに
安らげる人もいる
あるいは
利他的に心を配っている自分に
実感を感じることもあれば
利己的に邁進している自分に
確信を持てることもある
 
ネガティヴかポジティブか
自傷か他害かは
別の社会的問題だ

備えあれば憂いなし  210726

備えあれば憂いなし  210726
 
視野の広さを裏付ける
体験による技術と知識を
身につけていればいるほど
信仰に頼ることなく
無限に近いヒラメキで
瞬時に選択する判断力を発揮できる
 
神とは外に求めるモノでなく
自らの内に秘めるモノである

アフォな考え休むに似たり 210725

アフォな考え休むに似たり  210725
 
絵を描くように言葉を並べて遊ぶ
詩という世界にさまよいこんでいるうちに
真理探究の遊びに流れ着き
閃きを記録することに喜びを発見するのは
人生の一時を消費する楽しい時間
それが表現行為
字でも絵でも粘土でも木材でも
素材は有り合わせの何でもいい
只全部の出合いが実を結べばご機嫌様だ
その場限りのアフォリズム
無限に近い調和を感じるほど満たされるし
ズレを感じている間の身体は重苦しい
そこに割って入る強欲というこの世の矛盾
有って無いモノとココロ
作るってことは壊すこと
短いのか長いのか
人生ってたわいないものだよね

現実と逃避  210725

現実と逃避  210725
 
過去はデータの蓄積と分析
今は選択と実行
未来は冒険への不安と希望
これらは全部今やっていること
 
結果である過去のデータは
今を支える大事な道具
それを今に持ち込んで
恐れや不安に溺れてしまうのは
すくんでしまうナンセンスな行為
 
目指すべき未知なる未来は
今やるべき選択を促す創造の舞台
それを今に持ち込んで
不安や夢に空回りするのも
人生を浪費してしまうむなしい行為