プラスマイナスゼロ 200114
魂の殺人 Aミラー 新曜社
魂の殺人 Aミラー 新曜社
昔から言われていることだが
教育という洗脳暴力は余剰生産物の到来
つまり有史以来起こっている解決されない問題である
いやむしろ時代とともに複雑化して見えにくくなているが
その実中身はより深刻化した
搾取し合う愚かさに侵されているようだ
押し並べて統一された秩序から暴力を排除し
民衆の一人一人が解放されるためには
お手盛りの押し付けがましい法律を盾にしている警察や
軍隊を操る官僚の支配権を国民や住民の個々によって
放棄しなければならないのだろう
さらにはしつけとか教育という場によって
搾取支配の社会において価値感化された
道徳や倫理観でお互いを押しつぶす暴力を
蔓延させてきたのも依存心が生み出した
不安恐怖から逃げる自縛の墜落である
一神教における神の支配を司る「法律」を卒業して
個々の体験が見出す倫理観を持ち寄り
意識による切磋琢磨の環境を作らない限り
解決へ向かうことはないのだろう
人類が抱える今後の課題 200110
人類が抱える今後の課題 200110
自ら作り出す管理社会に囚われた身から
個々の人間をどう解放させるかが
今後の課題だ
今のところ道具でしかないAIに客観的判断を持たせ
一人で歩けない弱虫な支配者から自立させれば
心を持たないが故に怖いもの無しの
視野を広げ続けるAI自体が
客観性の高い自己成長を選んで
自ら公僕たる役目を率先して担うようになるだろう
私たち人間がしなければならないのは
摩擦会の苦労とその矛盾を踏み台にして
自らの意識を研ぎ澄ますことで
世界を俯瞰して大自然の事実を見出し
信頼という調和を目指すことによる
幸福の作り方を見つけ出すことだ
相互作用 200110
土俵 200110
知ってはいけない2 矢部宏治 講談社
知ってはいけない2
矢部宏治 講談社
各章を4コマ漫画を入り口とするアイディアは良いけれど
絵が命の絵がいま一つコナレていないのが残念
三権分立が建前にされて「政治三流・経済一流・官僚超一流」という逆三角形の型にはめられている傀儡政府
民衆が選ぶ唯一の国会の権限が形ばかりで官僚に占拠されていることに始まって責任の所外を隠した競争優先のお手盛り政治が蔓延する中で国民も洗脳教育に飲み込まれてきた
そんな中で進駐軍は日本の戦前につながる象徴天皇を祭り上げた
更に利他という魂を捨て利己のかたまりとなった岸信介を
戦犯から掬い上げてCIAと軍部による傀儡政治を成功させた
岸の心情はイイトコドリに徹することであり
ろ過器としての窓口を用意し危ない橋を先頭に立つこと無くロンダリングされたモノのみを受け取れば
利己的な不法性が発覚したとしても腹心のろ過器止まりで
自分に及ばないという逃げ道を常に確保することであった
この使い捨ての罠にはめられたのが藤山愛一郎だった
これ以来真綿のような密約の枷という麻薬に酔わされた国民は
自民党による独裁を未だに支持し
岸の孫が総理大臣の席で傀儡政治をしながら重たい荷でしかない私腹を肥やしているのである
ロビンソンおじさん 今村葦子 講談社
ロビンソンおじさん
今村葦子 講談社
今回は孫の朗読で楽しみました
北海道の田舎に住む小学校6年生のとも子の家に
都会からお母さんの弟が会社をやめて現れてた
居候となったそのおじさんと毎日遊んでいたけれど
ひょんな事で
お父さんとおじさんと弟と四人で
家の傍を流れる河の源流を尋ねる冒険をすることになる
河に沿いながらの五泊六日の大冒険の中で
道がなくなるまで自転車を使い
後は道なき山をかき分け渓流の中を歩き野宿をしたり
雨を避ける草葺の掘っ建小屋を作ったりしながら
源流である湿地にたどり着く
河の変化と成長をたどり
おじさんやお母さんの人生に触れることで
二人の小学生は大人に向かって大きく羽ばたき
おじさんも新しい人生へと旅立っていく物語