始めに矛盾有りき 181205
始めに矛盾有りき 181205
相対関係なくして一成る存在さえ成り立たない
有限界なしに無限を意識することは無理だろう
有限故の摩擦を持った相対性時空間のパラドックスにおいて
一成る完璧な真球を創造できる
それは有るでもなく無しでもない《空》という
無色透明である存在の素なのだろう
一成る全体の一部である人間が真球そのものにはなれない
どこまでも凸凹を補い合うか奪い合って
丸に近付こうとすることによって
一成る全体を集合意識としてあるいは所有物として
生み出そうとしているのではないだろうか
生命体の目標 181203
生命体の目標 181203
生きることを手段として目指すは
相対の中でお互いの中心部に重心を移す
この部分と全体の入れ子状態を嗅ぎ分け
調和の関係を見つけて維持し続けること
この相対関係と一体観の同居は
矛盾しているわけだけれど
こうしたパラドックスを理解して
乗り越える冒険を使命としているのが
人間なのかもしれない
地球の表層で生きるお互いが
知識を得ることで自我を育て
分裂して競争に陥ることなく
信頼関係の中で切磋琢磨しながら
同時に我らの環境である
次元の違う地球や宇宙との調和を
子供の時のように受け入れる素直さが
あってこその挑戦なのだろう
体験と情報による知識から知恵を育て
更に噛み砕き視野を広げた意識へと
研ぎ澄ますことで
利己的な物欲を消化して行く過程を
愉しみながら冒険することが目的なのか
愛とか慈悲とか調和とか美とか〜
一成る無限を有限の摩擦界で
求めることの隔たりをどう克服するか〜
それ無くして自らを知り
成長して行くことも叶わない
人生とは限りのないものらしい
解放 181201
解放 181201
中心に向かうことで四方八方に
心を配ることを可能にし
その反射を受け入れることで己を解放する
それは女性が母性性を表出し
男性が父性性を見出す
世界一キライなあなたに DVD
世界一キライなあなたに DVD
賢者の贈り物に見る行き違いとか
無限の愛が具象的な形となるときには
とかく愚かな現象となる
本音の母性性や父性性が
社会性に歪められて
男らしさとか深情けとか
所有欲故の嫉妬とか邪推とか
思うが故の誤解とか嘘とかで
愛を捨てたり諦めたりして
無駄に失ってしまう
素直でいることで視界が開けたり
嘘がバレたりして
本音の出合いを紡ぎ出すことができる
永遠の美は悲しみでなく
喜びにこそあるものだ
女性性から母性性へ 181201
女性性から母性性へ 181201
己を知るために相手に映る自分を見ることで
己の姿を確認するのが女性性
相手の凸凹を満たすことで
双方の喜びを求めるのが母性性
己を知らしめるために己を主張することで
己の存在を確認するのが男性性
凸凹を満たしてもらうことで
双方の喜びを求めるのが父性性
女性ははじめに相手有りきの柔軟性を持ち
ハンドルのステアー角度が小さく
男性は始めん自分有りきの直進性を持ち
ハンドルのステアー角度が大きい
調和とはお互いの歪みと歪みが重なることで
補い合って真球に近づくことを意味する
男も女もそれぞれに4つの性を持ち合わせて
双方の性を持ち寄ることでゼロを目指すところに
限りない喜びを創造する
飽和状態の完璧さはつかの間の幻であり
振り子の頂点のようにその瞬間に反転している
逃げるが勝ち 181201
逃げるが勝ち 181201
調和の出合いに勝ち負けなどないけれど
気が進まなければ対立して戦わずに
巧みに逃げ出すべきなのだ
受けて立つ自己防衛も自己満足だけで
暴力を生み出す暴力にほかならない矛盾を抱えている
選ぶという能動的行為が一方的になった時に
すれ違えないと理不尽な暴力となってしまう
お互いに情報交換しながらの納得尽くで
今を選択し続けなければならない
そこに嘘を隠した権利や義務や責任や
執着による我慢という依存心を挟んではいけない
一方的な出合いはストーカーでしかなく
出合いが成立しないのならば
相手に構わず自らすれ違うべきなのだ
危険を感じたら謙虚になって遠慮せず本心に従い
臆せず受け流してその関係から逃げるべきである
逆に自分の選んだ出合いがすれ違ったら
相手を邪魔せず距離を保ちながら本音を大事にして
相手の喜びを愉しみ全体の流れに逆らわず
マイペースのサーフィンを愉しめば別の瞬間が訪れる
相手の不幸は自分の不幸につながり
相手の幸福は自分の喜びでもあるはずだ
自分を取り巻く環境のすべてが満たせれていてこそ
自分も喜びで満たされているはずだ
性交も嫉妬や所有で真から満たされることはない
互いが満たされてこそお互いに満たされ
相手を満たしてこそ己も満たされる
ガイアの法則1 千賀一生 ヒカルランド
ガイアの法則1 千賀一生 ヒカルランド
シュメールに始まり
縄文にまつわるムーやアトランティスなど
超古代まで遡る検証や
宇宙規模の意識体験による視野を表し
地球規模に携わる極東列島の
未来を模索しようとするお話なのだけれど
実に興味深い真理追求の話でもある
有史以来相対性を崩して男性性に溺れた西洋文明を卒業して
母性性を取り戻した自律を目指す共生関係へと羽ばたく
次元転換を迎えた太陽系地球生命体の手のひらで
個々の人間がどんな冒険を繰り広げられるのか愉しみである
良いこと尽くめのなかで注文をつけるならば
明石という予言もどきの先取りをほのめかし
物浴をそそるような下りもあるこの本は
何を企んでいるのだろうかと思わせるし
テニヲハが気になる文体を何とかしてほしいとも思う