武器を持たない丸腰のウサギ 181012

武器を持たない丸腰のウサギ 181012
 
吠えもせず角も持たず牙もない
爪も小さく蹴ることもしない
前に逃げるだけが唯一の生き残る道だけれど
さして早いわけでもなく木にも登れず
空も飛べず泳ぎもできない
せいぜい自分で掘った巣穴に
隠れるしかないので
耳が大きく長くなった最も非暴力な
哺乳類かもしれない
 
そんなウサギの特長は
ストレスを引きづらずに
ケロリと忘れて恨まず憎まず
媚びずに嫉妬もせず欲張らず
今に集中できることだろうか
一見頭が悪いみたいだけれど
先を行っているのかもしれない
これこそ
生き方として学びたいところである
 

決定的な出合い 181018

決定的な出合い 181018
 
生命体が成長するために無数にある選択肢の中から
今という一成る出合いを無限に繰り返している有限界
社会とはアトランダムに無秩序な出合いによる
偶発的な成長でなく
目的を持った各段階でのそれぞれが
意思を持って選んでいることを示しているはず
 
競うことにしろ争うことにしろ切磋琢磨にしろ
集うことで影響し合い相乗効果を得るための
個々のによる決定である
有限界あっての無限であり
個と言う部分性を秘めたモノがあっての全体である
 
全ては入れ子になった個と個が限りなく連鎖する
螺旋循環で成り立っている
有って無い調和点を目指す果てしない
成長の過程である目的は
限りなくゼロに近い持続する点と流れの一体感
あらゆる存在は
この抽象的な一体感を得るための手段である
 
究極の人工頭脳を設計するにはこの世を網羅する
宇宙を理解しなければならないらしい

野に生きる 181010

野に生きる 181010
 
情にまつわる同病相哀れむ間柄
 
対等な相手の自律が目的の愛に近い関係と
所詮情による所有の関係でしか無い搾取や
依存であるペットとでは本質的な違いがある
 
飼いウサギが捨てられたのか
我が家に迷い込んだ現実から
具体的に様々なことを学び悩んだ一周間
 
名前で呼ぶペットという家畜
あるいは奴隷について
洗脳による自我の喪失と本能の復活
自律と自立と共生と強制と
集う相乗効果と所有欲の依存心と信頼関係
弱肉強食と食物連鎖と棲み分け
侵略と一方的な保護による反面教師と
気付きによる目覚め
 
自分と相手のオーラによるボーダーを読み取って
出入り口を用意することと誘い込むことのギャップ
あるいは拉致した上で信頼関係を
結果として体感させることの
利己的な近道がもたらすだろう意識の空白
 
親や神は幼子に対して侵略せずに我慢して
必要な距離を保ち
さり気なく気付きや学びのチャンスを用意するか
それすら不可能な視野の届かない未熟な自分を
理解するために相対関係を知ることから
始まる関係もあるということだ
 
遠すぎても近付き過ぎても情の範疇から相手を見失い
無意識に踏み付けたり踏み付けられたりしているのが
ほとんどの現実なのである

世界の果ての物語 ドミニクラニ 河出書房新社

世界の果ての物語 

ドミニクラニ 河出書房新社

ギリシャに始まる欲に釣られた旅の記録
冒険とは未知なる出合いによる学びを求めるものであるが
残念ながら歴史に残るその殆どは欲に釣られた暴力の旅のようだ

欧州=カンディ島・キティラ島・オギュギア島・トロイ
アジア=キャセイジパング・コルキス・ムガル大帝国・ゴルコンダ・
カーフィリスターン・キリメリオス人の国・タプロバン・タタール地方
アフリカ=バーバリー地方・ボジャドール・コンゴ・メロエ・
モノモタパ・モンブトゥス・プレスタジョン国・シバ・ナイル源流・希望法
アメリカ=アラウカニヤ・シボラ・エルドラド・アマゾネス・火の土地
南極=新キティラ島・テラアウスチラリス
辺境の地=至福者の島・ヘリペリデス・レムリア・トゥーレ

日々是好日 森下典子 飛鳥新社

日々是好日 森下典子 飛鳥新社

二十歳になって親に勧められたお茶を習い始め
クソ真面目が故にいやいやながらも24年が過ぎて
決まり事だけの習い事から
大自然との調和を得ていることに気付き初め
終わりのない学びの愉しさを知る

雨の日はその出合いを愉しも
そこに居る今を感じれば幸福以外の邪神に
怯えることもない
過去や未来を思う限り安心して暮らすることは出来ない
今を味わいその一瞬に没頭できた時
遮るもののない自由自在の中に居ることに気付けると悟る

幸運にも
タマタマ出合った近所の先生が良かったのだろうが
気付ける下地を身に着けた自分自身の
生き方そのものが導いたプロセスでもあるのだろう

読むものにもオッソ分けをありがとうございました

世界の果ての物語 ドミニクラニ 河出書房新社

世界の果ての物語 ドミニクラニ 河出書房新社

 

ギリシャに始まる欲に釣られた旅の記録

冒険とは未知なる出合いによる学びを求めるものであるが

残念ながら歴史に残るその殆どは欲に釣られた暴力の旅のようだ

 

欧州=カンディ島・キティラ島・オギュギア島・トロイ

アジア=キャセイジパング・コルキス・ムガル大帝国・ゴルコンダ・

カーフィリスターン・キリメリオス人の国・タプロバン・タタール地方

アフリカ=バーバリー地方・ボジャドール・コンゴ・メロエ・

モノモタパ・モンブトゥス・プレスタジョン国・シバ・ナイル源流・希望法

アメリカ=アラウカニヤ・シボラ・エルドラド・アマゾネス・火の土地

南極=新キティラ島・テラアウスチラリス

辺境の地=至福者の島・ヘリペリデス・レムリア・トゥーレ

権利収入の詐欺性 181002

権利収入の詐欺性 181002
 
義務は自らに問うもので
権利は他えの気遣いで成り立つのが
棲み分けによる自然界の共生面
これと対を成す食物連鎖による
共食いも自然界の対立面
 
共生と対立の調和点が
お互いに短所を補い合う自律への道
生命が究極的に目指すのはこの道
しかしそのプロセスには
無限の選択肢と可能性がある
 
いずれにしても
物質界における権利の主張は
他の取り分を搾取する事で詐欺性が強く
歪みの苦を体験によって学ぶための
コースなのだろう