動と静の間 181001

動と静の間 181001
 
動けば生産もするが壊しもして
環境を乱したり新鮮に
リフレッシュして見せたりと変化を起こす
それを静が柔軟に受け止めて納得できれば
相乗効果もあり得るが
動が図に乗れば調和は一瞬のことで終わる
そこで動も視野を広げて間を読めれば
切磋琢磨の相乗効果が踊りだす
 
能動的でありがちな男と
受動的でありがちな女に固定化されたその間にも
お互いのフレキシブルな距離を必要とし
その読みが一致すれば調和が起こる
しかしその距離を設定するのも能動側が
一方的に受け持つことが多く成りがちだが
 
そこで搾取にならないように控えめに距離を取れば
その線引が次のボーダーとなり
今度はかつて受動側だった者が侵略を試みることに
成りがちである
これを弱肉強食の関係というけれど
 
共に柔軟な緩衝地帯を以て融通を付け合いさえすれば
納得尽くで棲み分けの食物連鎖
可能にできるのかもしれない

人口が社会のバロメーター 181001

人口が社会のバロメータ 
181001
 
餓鬼道にハマる物欲が
精神的意識を押し退けている間は
全体が見えずに我欲に走り
生産物としての人口が増え
自らを圧迫することになる
 
必要以上の生産過剰は目先に目がくらんで
大は小を兼ねると信じ込んだ愚かさの象徴であり
不安に怯えている状態で起こる現象である
 
大事なのは必要十分で過不足のない
適材適所とSimple is Bestに気付くことで
個々の特性と全体観の関係を理解し
成長させていくこと
 
主観の環境を俯瞰して客観性を得れば
人口も必要最大数を把握して持続できるだろうし
より妥当な統計を得るには
我欲もなく陰日向無く情報を提供してくれる
道具としてのAIに委ねればいいだろう

悪魔との契約 180930

悪魔との契約 180930
 
今現在であるべき意識による出合いの選択を
前倒しにして捏造しようとする
中途半端な占いや予言によって
未来を先取りしようと競い争う
悪魔の行為に陥って
他人の褌で相撲を取る口先の「ビジネス」を
悪知恵による「知識」社会と言う
 
物質経済はあくまでも脇役であり
人生の目的に対する手段でなければならない
当然個が集う社会組織においても
同じ手段でなければならない
 
悪魔は知識と知恵を見せびらかすことで
食物連鎖と棲み分けによる多様な人間関係を壊し
経済優先の競争心と依存心をあおり漁夫の利を狙う
個々が集うための社会との関係を逆転させ
生きる目的を手段であるはずの所有欲で塗りつぶす
 

無意識から有意識へ 180930

無意識から有意識へ 180930
 
利己的強欲に陥った無意識がおかす
分離感による競争心と
それがもたらす不安恐怖からくる愚かな行為を
反面教師として気付く悟りという有意識
 
それは部分と全体による調和の関係であり
切磋琢磨による限りない冒険と発見の旅である

ラマンチャの男 DVD

ラマンチャの男 DVD
 
ピーターオツールとソフィアローレンの
ラマンチャの男を久々に見た
何度見ても良い
《見果てぬ夢》を聞くと胸が熱くなる
ブロードウエイや松本幸四郎の舞台の
ロングランでもあるミュージカルの映画版だ
 
文字と数字を持った有史以来の人間の多くは
知識を貯め込むほど物質文明に取り憑かれて
愚かさを増すパラドックスにハマってきた
共倒れの自滅と知りながらも
その競争社会から逃れられずに来た
相対するお互いにの対等性と自在性によって
自律へ向かう切磋琢磨と調和を目指す
多様な環境が答えだと知りながらも
相手より一歩でも先んじようと不安に陥りながら
テリトリーの略奪求めて加速してきた
 
その一方で好奇心による文明には目もくれずに
その不安恐怖から成る所有欲に溺れることもなく
狩猟採集を中心の集いで個と全体の調和と笑いを
維持しながら食物連鎖と棲み分けによる
対等と自在を維持して暮らしている民もいる
 
そんな多様に暮らすお人好しの彼らも
持ち込ままれた酒が入りすぎると
外圧による不安恐怖や嫉妬に飲み込まれて
いつもの冷静で多様な判断力を失い
仲間割れをしたり殺し合ったりしてしまうが
何故か酒に酔いどれて自分を見失うのは
大方狩猟を分担する男達である
意図的に持ち込まれる酒さえ受け付けなければ
会話によるユーモアと理性で
調和と秩序を維持できるのだが
 
彼らにも反乱分子の暴力を解決できず
村八分や縄張り戦争も無くはないらしい
誰かが余程の利己的野心の病に陥らない限り
理不尽な不安や暴力は起こらないし
この病が伝染せずに絶対的少数派である内は
戦争へと発展することにもならず
集う必要を共有して笑いと調和を取り戻す
 
彼らには
「蛇がいるから寝るなよ」という格言があり
大自然の危険に対する冒険という覚悟と哲学がある