粋を目指して 180628
粋を目指して 180628
真一文字の武士の片苦しさを抜け出して
江戸の庶民のように
《乙で粋な気っ風の人生を未完成に泳ぎ切る》
文明は利用できてこそのモノであって
文化を足蹴に囚われてしまうことにご用心
人生のすべては自分あっての物種
集う社会に鬼はいないとできるか
鬼ばかりにしてしまうか
この分かれ目は
過去から覗く未来に気を取られた
利己的所有への執着が有りや無しや
流れを淀めずに
リズムと調和とメロディーの創造に参加して
自分流の細やかな立ち居振る舞いと
環境すべてを理解しながらしなやかに関わる
客観性との兼ね合いで描き出す物語と一遍の詩
便利の対価 180628
便利の対価 180628
作用に反作用
時には倍返し
相対の世に只は無い
私が居るならば貴方が居る
それが摩擦界と言うこの世である
文明は文化を足蹴に
便利を求めて依存搾取支配に努めてきたが
それ相応の時間と空間とエネルギーによる
苦と言う対価も払ってきた
只に見えるモノほど怖いものはない
それでも便利な関係を過不足なく
強欲に陥ることもなく対等にこなせれば
調和による無重力の環境に
飛躍することもできる
それが無限と接する
飽和による振り子の折返し地点体験あり
時空を超越した
円運動による永久運動でもある
そして井の中の即物的競争原理の縄張り環境から
視野を広げ大海なる無限を垣間見た意識による
切磋琢磨を目指す自由自在な環境への
旅立ちでもある
空と相対する秩序に混沌 180618
空と相対する秩序に混沌 180618
無限という一体性に近づくほど
乳濁したコロイド状の混沌から
秩序立つ絶対の空と言う客観性が
全ての海となって現れる
混沌の中で産まれる相対性時空間では
姿形を持った部分性の強い有機的なものほど
秩序立ちながら個性という主観性が支配する
摩擦界の狭い環境を好む
この姿形が分解して無機的に戻るほど
分子から原子へと整理され色付けされていく
更に分解を深めて行くと秩序も薄れて
無色の混沌とした無限の環境へと向かい
螺旋のような循環をつくりだす
この全てを育む苗床が
無でもなく有でもなく
存在ですらない空なる創造である
アルゴリズムが私を決める ジョンチェニー 日経BP社
アルゴリズムが私を決める
ジョンチェニー 日経BP社
巨大企業となったGoogleはネット参加の全ての個人の情報を
アルゴリズムで処理した上で個人や常識を無視した決定的なデーター上の人格を
あるいはデーター上のアイデンティティーを有無を言わせずにはじき出す
性癖から性別や年齢すら社会通念を無視した決定打として
数に物を言わせて押し付ける
まさに理不尽な暴力行為と言えるものだがお構いなしに正解として
問答無用がまかり通り常識となり欠席裁判がこの世の答えとなる
即物的な次元で考えればYESとNOの積み重ねが無限大に近づくほど
統計的に正確さを増すと言えるのだろうが
ネットで日々配信される情報を駆使してすら一般的に男で通用している人間を
女として決定的な判断をされかねないし
ある日突然にデーター上のテロリストに祭り上げられて狙撃されるかも知れないのだ
まさに神の一言のような話である
大容量のデーターを抑えたものが神として振る舞うことになるのだ
すでにGoogleとかyahoo とかfacebookなどが影の支配者として君臨しているのである
数の論理が覆るまではこの状態が続くのだろう
私とは誰なのかを決めるのはアルゴリズムなのであり
それを管理する組織なのである
アラジンのランプがアルゴリズムであり
そのご主人様がアルゴリズムを撫でて魔神を操るのである
過去未来現在 180627
過去未来現在 180627
人生は人混みを歩くようなもの
時間の流れを過去未来現在とすれば見晴らしが良い
過去を維持しようと曲げずに無理して歩いたり
モットモットと未来のために踏ん張ったりすれば
重いストレスをバラマキその分以上の反作用も受ける
そのばその場で流れを変えるリズムを受け取り
四方八方の選択肢から自分で選んだ道を信じて
お互いが流れに参加して流れを変えている成り行きを
受け止めながら身軽に切り抜ける
そこにはコンダクターなどいないし
当てになるのは隣近所
新たな選択は過去を捨てる創造の道だと
理解して愉しむことがコツかも知れない
音痴な発声もつまずきも
只では起きない出合いだとして
笑いとユーモアと愛嬌を潤滑剤に身をひるがえす
キラキラと舞う鰯の群れのように
超短波で飛ぶコウモリのように
混沌を流れに変えながら
其のばその場の人生を描き出す
計画や約束は夢の話として
今の現場の判断を
最優先にしていく出合いのロマンを愉しむ
勇気ある決断とその冒険を冷静に見届かながら
次の選択を直感に任せて旅のダンスを振り付けていく
それが一人ひとりのアイデンティティー