◎育児と教育 170601

◎育児と教育 170601
 
家族や地域による子育ての現場を育児と言い
組織的に社会性を教え込むことを一般に教育という
人となりの全体観を持った意識による自律心と目的と
具体的な生き方を本人から引き出すことが育児であって
教育はその手段でも道具でもあり
為政者にとって都合よく教え込む場でもある
 
もしも当事者個々の主権が当たり前の民主主義を創造できたならば
為政者が当事者そのものとなる
そこでは集う個々が自分なりの責任と義務を果たすことになり
社会的な教育もおのずと子育ての一環として行われるだろう
 
市民が直接参加する民主主義を目指すならば
一人ひとりの自発的な目覚めを促すことの運営を
地域に任せる教育の場として行政組織が用意することになるだろう
 
大きな組織ほど全体観から俯瞰する
ゆるい関係をつくる努力をしなければならない
例えるならば
国連は最も抽象性の高い判断をするべき所である
先走って具象的な細かいディテールに口を挟んだりすると
双方に依存心が生まれて責任転嫁し合うシツコイ関係に陥る
 
主権を持つのは一人ひとりの自律を目指す市民であるべきで
市民はこの《小が大を兼ねる》という
食物連鎖で見る自然法則を理解して実践し
責任と義務を自発的に持てるだけの
意識を模索しながら切磋琢磨することで
視野を広くし続けて行かなければならない