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◎自分という範疇 160715

◎自分という範疇 160715
 
有限界に産まれ出ると同時に個としての自分が現れ
それを取り巻く環境との関係も始まる
選び合った相手と出合いをつくり
相手の存在を通して自分の何たるかを確認し始める
お互いに同じシステムにありながら
時空間の位置は二つと同じ状態にない
さっきの自分と今の自分も同じ状態にない
 
この似て非なる個々がその場その場で感じる
自分というボーダーラインは無限の変化をし続けている
限りなく小さな部分に集中しようとしたかと思えば
際限ない広がりを見せて宇宙の果てに焦点を合わせようとする
このどれもが自分の範疇であり
自分の部分と全体を網羅しようとしている
 
しかし部分に集中するほど物質的な具体性が高まり
ディテールが鮮明に描き出されてくるし
全体に向かえば向かうほど精神的な抽象性が広がり
影を持たず嘘も秘密もない意識が和光に満たされる
 
この具象性と抽象性の両方を
同時に得ることは無いのかもしれないけれど
記憶という残像が双方をつなぎ留めて
混沌たる無限の宇宙全体を
よりクリヤーに描き出せそうな予感がする
すでに誰もが
この流れにのって冒険をたのしんでいるのかもしれない