関さんの森 関啓子 新評論
関さんの森 関啓子 新評論
江戸から住み着いて来た千葉県松戸市の自宅に付随した2、1ヘクタールの森と農園と梅林と湧き水のある湿地を保育園などの一般に解放してきたが
遺産相続で持ちこたえられず熟慮の末見つけた埼玉県の生態系保護協会が寄付を受け入れてくれることになり森を維持できることになり
数百人の「育む会」が誕生して環境維持と整備に当たるボランティア活動も始まります
しかし市政による机上の空論による道路計画が進み
この森が強制的に道路とされることになり
それに対して計画の変更を提案する市民運動が立ち上がり
10年以上の執拗な戦いが始まります
手練手管に長けた行政のあの手この手の騙しにはめられながらも頑張り通して
おおむね自然林を残すことができるまでの話を通してナショナルトラスト運動や里山資本主義などの
経済的な地域開発に欠かせない市民生活の基礎となる環境維持の必要性を説いている