この世の二面性と入れ子 170421
この世の二面性と入れ子 170421
一人という独立した個体は同時に組織の一員であり
又下部に組織を抱えてもいる限りのない入れ子の状態の中で
大きな流れに乗りながら個として選択し変化しているのである
つまり個という全体を管理する立場と
部分として参加する立場の二面性を同時にこなしているのが
この世において存在するモノの成り立ちである
例えば人体の部位である心臓は変化しながらも
一個の独立した使命を持つ姿であると同時に
心臓の一部である多くの細胞を組織して
その細胞の一つひとつも他に二つと無い一個の分子であり
同時に多くの原子による組織体でもある
人の社会も日々変化し続ける家族に始まり
地域の村や町や市を構成して大きくなるに従って
段々とつながりを緩めながらしなやかに連帯しているのである
さらには他の動物や植物や鉱物などとも
大きな宇宙という循環の中で幾重にも輪をなして行くのである
食物連鎖も一つの輪であるし地球も太陽系もそれぞれに
個々の個性と任務を持って集い輪をなしながら
無限に連鎖する集合意識の選択によって循環しているのであり
この限りなくしなやかなつながりは無から有へ有から無へ
球を目指してあの世とこの世をトーラスに流れているのである
そこには死と生という生命現象も含まれており
永久運動の山場はバランス点であって動と静の相対関係に辿り着き
揺れ戻しによって混沌へと流れ出すのだろう
相対関係を分裂と捉えれば依存するイジメと戦争による破壊となり
調和と捉えれば自律へ向かう冒険と発見の変化を
喜びをもって迎えるのである