◎国家と大地と住人 160706

◎国家と大地と住人 160706
 
国家とは人工的で暴力的な組織であり
所有と言う概念を宣言し
欲望によって起こる縄張りのことである
 
これに対して大地とはそこに在る
今という自然そのもの
そこに棲み分けて暮らす住人も同じく
そこに流動する自然の一部分
 
国土とは自然に対して
部分と全体の関係にある別次元
対比して比較できるものではないし
同じ土俵で論じることも歯車の合わない
不毛で低次元の内容でしかない
 
所有という行為や概念そのものが
大自然の法則を外して論理を欠いた
無法なものだと言うことになる
この大自然の法こそが相対する有限界
あるいは相対性時空間において
一成る神の法と言えるかもしれない
 
ただしこの無限の法がこの世で
全て理解されているわけではないことも
前提にしなければならない
永遠の成長と真理を発見するための冒険が
未来として我々を待っている
 
このパラドックスこそが人生そのもの
後ろ向きの物欲に対する前向きのロマンそのもの