◎税金の本質と在り方 160303

◎税金の本質と在り方 160303
 
人間が家族を作り地域社会に発展するとき
合理的な環境を創るために分業と再分配の問題が起る
人数が増えてくると多様な関係ができ分配も多様になる
 
この時
客観的な方法として一旦公にしてから分ける税金が考えられる
お互いの条件が異なるためそれぞれが自分の思いで分け合う
ファンドレイジングの在り方を創造しなければならないが
遠慮がちな人と屈託のない人がいるので
お互いに客観性を持って分け合うための
意識の深さと視野の広さを学ぶ必要が起る
 
競争原理によるかたくなな所有というルールで一定に縛るよりも
切磋琢磨によるシナヤカな全体観を持った気配りで
個々の必要に応じて分け合う姿が理想的だろう
 
そのためには入れ子になった部分と全体の関係を創り
それぞれの五感が行き渡る規模の大きさも大事だし
組織の透明性や対等な自在性を保つために抽象度の高いものより
低い具象性を優先にすることが必要になる
つまり個人が優先となり大きな組織ほど
客観的な視野を必要とする事になる
この体制を支えるためにも
個々の自律性と情報の共有性の矛盾したパラドキシカルな問題を
調和というバランス感覚で調整しながら全体観を磨いて
一人ひとりが自分の責任において
今というその都度を選択していかなければならない
 
この税金というシステムは仏教でいうところの布施と考えれば良いのだ