分け合う等価交換と上乗せ貿易 150503

分け合う等価交換と上乗せ貿易 150503
 
貨幣が単なるface to face の交換システムのみの時は
変化に応じた等価交換の摩擦を減らす役目をするが
貨幣自身に化粧をほどこして余剰な中での商品とする時
利益となる利子という名の子を産み
循環するエントロピーを無視して暴走へと追い立て
増殖に向かって自爆に突進していくことになる
 
貨幣が等価形態における交換媒体から
相対的価値形態における交換媒体へと移る時
手から手への地域的交換の出合いによる意識の冒険から
顔の見えない広域貿易に向かい
過去を権利として依存し未来を約束として搾取する
物質のみに偏った競争ゲームに陥る
 
勝った者が全てを管理し負けた者は身ぐるみ剥がれて
奴隷という名の家畜にされる
その時の地域社会は嘘と秘密の暴力によって
中央集権となった広域社会に飲み込まれている
 
もしも地域同士の対等性と自主性を維持したまま
横にシナヤカな繋がりをつくれば交換にも言語にも
文化にも地域性を活かしていくことになるだろう