流れの中の流れ 150114

流れの中の流れ 150114
 
大自然という大きな流れと入れ子になって自分を中心とする
部分の流れが順繰りに数知れずあるのがこの世だ
 
金太郎飴のように相対性時空間のどこで切ってみても
見えてくるのは同じように入れ子になって
その場その時を自主的に選んで流れている個性的な姿である
 
より大きな全体観を把握しながらその瞬間を選んでいる
気持ちの良さそうな流れもあるし
より小さな部分に執着した流れに気を取られて
全体とつながる自分の立ち位置を見失って不安に陥り
当たり構わず藁をも掴む勢いで手当たり次第
相手に依存しようとパニクって猛烈に悶え
渦を巻いて三角波をたてた流れもある
 
大自然の流れはこれらの全てを抱えて
それぞれの体験によって咀嚼された情報を整理し
それぞれの道標として灯台のようにフィードバックしている
更に隣同士として巡り合ったもの同士も
お互いを鏡として合せ鏡をつくり切磋琢磨しながら
情報を突き合わせてつなぎ合わせている
 
その中には過去を振り返り切磋琢磨している姿を
権利を奪い合っている競争と勘違いし
利己心に溺れ辺りで迷いこんでいる仲間を藁のように
つかみ合って伸し上がろうと見当違いにもがいている奴らもいる