目覚め  211221

目覚め  211221
 
生命が起こり
何かを目指す行為が始まる誕生を
目覚めると表現する
群の一部が自律する瞬間である
それは閉じ込められた過去でもなく
風呂敷に包まれた未来でもなく
今という無限状態にある
しかしそこには
過去と未来に区切られた重力場
侵す自由勝手性と
摩擦の無い無色透明な空で
創造する自在性の二面性があり
空を探し求めて
重力場の摩擦による事件を
教師として学ぶ生命現象である
つまり目指す方向は矛盾のない
調和でありながら
学ぶには矛盾を必要とする
循環に生命はあつ
 

選民意識  211221

選民意識  211221
 
我こそではなく
我ここにあり
汝そこにあるではダメなのか?
全ては競争原理に所属するが故の
唯一であらねばならない定めである
しかし大自然を俯瞰すれば
切磋琢磨の多様な関係であり
無限なるワンネスの中で
部分と全体という具象界を
形成する事によって
個々のアイデンティティによる
入れ子の大きなリアリティーの一画を
描いているのであろう

経済は手段なのか目的なのか 211214

経済は手段なのか目的なのか 211214
 
衣食住を賄う経済は
食物連鎖の法則でわかるように
大自然と共に生きるための手段として
産まれながらに過不足なく
個々の命に付帯されている筈
生きる目的とは未知なる前を向いて
活きる冒険であり
何かと出合い発見して咀嚼し
何かを生み出し育てる喜びと
苦労に包まれる体験を乗り越え行く
喜びの連続である筈なのだけれど
 
ふと脇見をして未知なる冒険にひるむと
その目的を悪魔に売り渡し
利己心と強欲と懐疑心を手に入れる
手段であった経済を
目先の目的に置き換え
かつて切磋琢磨していた仲間を
人質にして奴隷として対立させて
嘘と秘密で競い争わせる余剰利益に
依存してしまう
 
真の目的を失った穴埋めに
その行き着くところは戦争ビジネス
外に気を取られた男社会であり
芝居掛かったヤクザ社会であり
エントロピーに逆らう金融利権社会であり
賭博に依存した弱虫の群である
 

諸手を広げたほほ笑み  211214

諸手を広げたほほ笑み  211214
 
〜無償の喜び〜
今だけに集中している
無心な利他心こそが
自らに幸福をもたらす
唯一で多様な道
 
不安も恐怖も強欲も
後先に迷い込んだ中の
現実逃避の世界だ
そこには相対している筈の
本質が見当たらない
 
それにしても信じられない
これほど不幸が見え透いている
不安恐怖に縛られた強欲の世界に
なぜ人は溺れるのか?
 
嘘と秘密なしには語れない
賭博と競争原理に飲み込まれ
仲間を足蹴にして一人勝ちを夢見る
矛盾だらけでおかしくないか!?

やまびこ教師  211210

やまびこ教師  211210
 
自分と向き合う相手としての言葉
頭に浮かんでいるのは映像と言葉
 
反面教師という
至極真っ当な言葉がある
同じような意味で
やまびこ教師とで呼びたいのは
思いを文章で表現するとき
より咀嚼された木霊をいただける
自問自答の現象だ
 
言葉を第三者に使う時には
都合に合わせた嘘や秘密を含むが
自分に問う時には赤裸々に
出合った現象を紐解く手段となる

集いと組織  211205

集いと組織  211205
 
個性的な人々が
お互いに支え合うために集うことが
組織の原型なのか?
組織はバラバラの群衆を治め
右へ倣いさせたい為政者が
集団暴力を発揮するところなのか?
 
調和を求めて切磋琢磨する
疑いを知らない集いを
唯物心に溺れた悪魔が乗っ取り
競争原理の法で縛る組織に仕立て上げ
ヤクザ政治を手段とすると
依存搾取を目指し
自然に基づく倫理観を改竄し
過去を消し去り
その後の偽りの有史以来
蔓延し続けて来たようだけれど
 
それも飽和状態に差し掛かり
先の見えない振り子の頂点にある現在
満たされることなく
恐怖と希望が入り乱れて
権力を維持しようと
なりふり構わずの混沌状態だが
これも遠からずアッサリと
向きを変えることになるのだろう

事実は奇なり  211205

事実は奇なり  211205
 
嘘も秘密も存在しない真実は
嘘と秘密なしで成立しない競争社会の
貨幣システムにそぐわない
 
物質優先の世の中では
精神性の喜びを見せ掛けの
建前として装う贅沢品にしてしまう
 
生きる目的である心の成長を
王冠にすり替えた裸の王様は
権威を手段として不安に怯えることになる