経済は手段なのか目的なのか 211214
経済は手段なのか目的なのか 211214
衣食住を賄う経済は
食物連鎖の法則でわかるように
大自然と共に生きるための手段として
産まれながらに過不足なく
個々の命に付帯されている筈
生きる目的とは未知なる前を向いて
活きる冒険であり
何かと出合い発見して咀嚼し
何かを生み出し育てる喜びと
苦労に包まれる体験を乗り越え行く
喜びの連続である筈なのだけれど
ふと脇見をして未知なる冒険にひるむと
その目的を悪魔に売り渡し
利己心と強欲と懐疑心を手に入れる
手段であった経済を
目先の目的に置き換え
かつて切磋琢磨していた仲間を
人質にして奴隷として対立させて
嘘と秘密で競い争わせる余剰利益に
依存してしまう
真の目的を失った穴埋めに
その行き着くところは戦争ビジネス
外に気を取られた男社会であり
芝居掛かったヤクザ社会であり
エントロピーに逆らう金融利権社会であり
賭博に依存した弱虫の群である
諸手を広げたほほ笑み 211214
諸手を広げたほほ笑み 211214
〜無償の喜び〜
今だけに集中している
無心な利他心こそが
自らに幸福をもたらす
唯一で多様な道
不安も恐怖も強欲も
後先に迷い込んだ中の
現実逃避の世界だ
そこには相対している筈の
本質が見当たらない
それにしても信じられない
これほど不幸が見え透いている
不安恐怖に縛られた強欲の世界に
なぜ人は溺れるのか?
嘘と秘密なしには語れない
賭博と競争原理に飲み込まれ
仲間を足蹴にして一人勝ちを夢見る
矛盾だらけでおかしくないか!?
やまびこ教師 211210
やまびこ教師 211210
自分と向き合う相手としての言葉
頭に浮かんでいるのは映像と言葉
反面教師という
至極真っ当な言葉がある
同じような意味で
やまびこ教師とで呼びたいのは
思いを文章で表現するとき
より咀嚼された木霊をいただける
自問自答の現象だ
言葉を第三者に使う時には
都合に合わせた嘘や秘密を含むが
自分に問う時には赤裸々に
出合った現象を紐解く手段となる
集いと組織 211205
集いと組織 211205
個性的な人々が
お互いに支え合うために集うことが
組織の原型なのか?
組織はバラバラの群衆を治め
右へ倣いさせたい為政者が
集団暴力を発揮するところなのか?
調和を求めて切磋琢磨する
疑いを知らない集いを
唯物心に溺れた悪魔が乗っ取り
競争原理の法で縛る組織に仕立て上げ
ヤクザ政治を手段とすると
依存搾取を目指し
自然に基づく倫理観を改竄し
過去を消し去り
その後の偽りの有史以来
蔓延し続けて来たようだけれど
それも飽和状態に差し掛かり
先の見えない振り子の頂点にある現在
満たされることなく
恐怖と希望が入り乱れて
権力を維持しようと
なりふり構わずの混沌状態だが
これも遠からずアッサリと
向きを変えることになるのだろう
事実は奇なり 211205
事実は奇なり 211205
嘘も秘密も存在しない真実は
嘘と秘密なしで成立しない競争社会の
貨幣システムにそぐわない
物質優先の世の中では
精神性の喜びを見せ掛けの
建前として装う贅沢品にしてしまう
生きる目的である心の成長を
王冠にすり替えた裸の王様は
権威を手段として不安に怯えることになる