サンカ社会の研究 三角寛 現代書館

サンカ社会の研究 三角寛 現代書館

 

縄文以前を紐解く鍵となるかと

期待しながら読み進んできたけれど

 

後書き解説を書いた沖浦和光を読んだ

結論から言うと

新聞によるドキュメント記事に始まり

奇談小説へと発展し

文学博士号を取るに至る論文をまとめた

この研究本は

捏造物だということになるようだ

 

ワクワクしながらも疑問符いっぱいで

楽しんで読んできた身にとっては

尻切れトンボのようで残念な話であった

それにしても

言葉といい文字といい暮らし振りといい

組織形態といい沢山の現場写真といい
良くできた話で

私は未だに未練たらしく

一縷の歴史的な可能性を残したままにしてる

地図から消される街 青木美希 講談社

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地図から消される街
 青木美希 講談社

 

副題に「311後の言ってはいけない真実」とあるこの本は

朝日新聞の特別報道部の記者によって書かれたもの

自分の足で集めた証拠をもとに書いた「手抜き除染」の報道後に

書き起こした力作だ

 

政治や行政のお為ごかしの仮面や利害に群がる業者の

目的を履き違え当事者を踏みにじる実態が見せる問題の深さと渡り合い

客観性を大事にする記事ができるまでの努力と試行錯誤の

歯痒い過程を見せてもくれる

板挟みの正義ある行政官の死や

被災者同士のいがみ合いを助長しているのが

当の政治であり行政であり

避難者をイジメる井戸端会議や学校の陰湿な体質など

にっちもさっちも行かない腐った共食い現象を浮き彫りにしている

 

結局解決策は国会を取り戻し三権の談合を解散させることであり

こうした現実に痺れを切らした国民の民意が爆発する以外の

ありえないのだろう

一人ひとりが事実と向き合い

権力層によって煽れれている共食いと分断に気付いて自ら止め

声を揃えて「NO」を突き付ける以外にない

近からず遠からず 190802

近からず遠からず 190802
 
殺すのもイヤだし
傷つけつのも耐えられないし
殺されるのもごめんだし
傷つけられるのもまっぴらだし
 
家族間でも友人でも
隣人や隣国や
ペットでさえ
ましてや恋人同士では
その場そのばの双方にとって
敵にしてしまうか仲間にできるか
距離感が決め手になる
 
近づき過ぎれば相手との全体像を
描けなくなり
自分本意の判断が優先されがちになる
遠過ぎれば全てが一様な平面的に映り
ゴミは隠されて綺麗事になってしまう
お互いのオーラが踏み込んで
重ならない為のスペースを取らないと
ゆとりがなくなって
競争関係に陥り
存在しているだけで傷つけ合うことになる
 

敬語と気遣い 190801

敬語と気遣い 190801
 
自分の存在を認め確信持てていないと
相手の存在に対する認識も定まらず
過剰な気遣いや疎かな扱いをして
侮辱することになりかねない
相手に関わらず
常に対等な関係を描き出すことが大事だ
 
自らを律するには
日常の生活が重要になる
自分を磨くには
乱れのない美しく簡潔な文章を読んで
切磋琢磨するべきである
それには歴史に残る戦前の
小説やドキュメントが近道だ
 
又学びは自分次第でどこにでもあるが
何人かは
視野が広く知性の高い人を選んで
積極的に素直に付き合うべきである

生産性とは? 190728

生産性とは? 190728
 
時の権力に役立つ行為を生産性が高いという
資本主義では
資本の拡大に貢献することを生産性が高いという
衣食住の増産に関する労働効率を生産性が高いという
情報社会では
より正確で早い伝達手段の確立を生産性が高いという
 
更には次元革命後の
物質至上主義を卒業して
意識と物体がコラボする関係社会では
調和を目指す関係作りを
生産性が高いというのかもしれないし
あるいは
創造性とか幸福度が高いというのかもしれない
 
一人として同じ存在のない多様な関係の中で
同じ生産も創造も幸福もありえないわけだから
ジグソーパズルのように似て非なる
自分と価値観の違うあらゆるものが補い合い
切磋琢磨の冒険でネットすることでのみ
幸福度を上げ
過不足のない生産を可能にできるのだろう
 

障がい者の定義 290728

障がい者の定義 290728
 
社会的価値観に貢献する奴隷以外を
不適者として勝ち組が様々なレッテルを貼る
 
あるいは肉体的障がい者など
老人や妊婦を弱者として
更には
視野の狭さで唯物史観に溺れた自分を
井の中の蛙とも気づけずに
調和を目指し切磋琢磨の冒険で
意識の高みに遊ぶ自由自在な人々を蔑み
難癖を付けて排除する
 
相対性で成り立つこの世に
完全無垢な存在などありえない
すべてが歪んでいるが故に姿形を持つ身であり
障害者以外の何者でもない
そんな中で我こそは
健常者だとお山の大将になっている愚かな存在が
自律を目指す勇気もなく縄張りに逃げ込み
排除した弱者を搾取支配して依存する
 

緩衝地帯とオーラ 190727
 
全ての形あるものには
個意識によるオーラという
緩衝地帯がある
そこを無断で越境すると
お互いに過剰な摩擦を感じて
苦しい筈
特に嘘や秘密を伴う干渉を
暴力的に受けた時の痛みは
ことさらに大きい
 
人間のみが知識という能力を得
相対界を占拠しようと共食いに血眼だが
知識と差し替えに意識を手放した結果
第六感の気を感じられないことで
不安恐怖を抱え込むことになった
 
この先いつ意識の存在に気づき
片肺飛行の愚かさに終止符を
付けられるのか
この飛躍を得るには
意識という勇気を必要とし
この堂々巡りの矛盾を
どうクリヤー出来るのだろうか