知識から意識へ 190416

知識から意識へ 190416
 
意識への道を外し
知識にしがみつく権威ほど愚かなものはない
知識がもたらす物欲による所有権を
正当化するための法律は
相手を支配するための権力の道具だ
騙されてはいけない
生命体が食物連鎖と棲み分けによって集うのは
切磋琢磨による相乗効果に希望と夢を託せるからだ
 
しかしこの世が示す無限の抽象的真理を
具象的な感覚で理解するためには相対性時空間という
摩擦界を五感によって体感する必要がある
そこには精神性をサテオイて物質部分に特化した
弱肉強食と所有権の主張で始まる悪魔の経験をしなければ
調和による相乗効果を理解できない
 
知識によって得た知恵が欲による不安恐怖を生み出し
そこに溺れた人間は先を感じる総合的な六感を失う
目指すべき大いなる目的を持てずに目先の手段にすがり
手段でしかない道具を目的にして価値付け
奪い合い溜め込むことに命がけで老いさらばえて行く
 
大事なのはこの悪魔の体験を反面教師として
生きることの大いなる抽象的な目的に気づく
それは意識の成長によって見出す限りない真理の追求
無限のパズルを紐解いていく一つ一つが
心満たされた喜びをもたらす
知識も知恵も肉体も五感も
目的へ向かう冒険の手段に過ぎないと知る
 

宇宙に命はあるのか 小野雅裕  SN新書

宇宙に命はあるのか 小野雅裕  SN新書
 
南波六太が表紙になっているだけで
興味が湧いたのだけれど
平凡すぎる題名だ
 
しかし内容は抜群だ
主語が重なるところ以外は
科学者とは思えないほど
文体も行けている
 
目次は
序に始まり新創世記と言う
2ページのコメント付きプロローグ第1章
最初のフロンティア第2章
異世界の空第3章
命の賛歌第4章
Pale Blue Dot第五章
エピローグ
 
少し違和感があるのは
ヒットラーまで登場するのに
アルデバランやマリアオリシック
に触れることもなく
ソーラワーデンやロズウェルも素通りで
宇宙人を語っているところだけれど
その事にさえ目をつぶれば
実質縦社会の中で
ヒーローに隠されたヒーローの活躍など
ロマンがあり面白いの一言に尽きる
 
特に最後のホモアストロルムは
アイディア満載だ
 

視点次第の答え 190414

視点次第の答 190414
 
この世は
有限界における弱肉強食の殺戮なのか
無限をゴールとする食物連鎖の循環なのか
奪い合う侵略ゲームなのか
棲み分けて共生する体験の場なのか
 
存在とは
五感による肉体的感覚なのか
意識による精神的成長なのか
 
生命とは
より安全な縄張りを手段として
生き延びる理不尽なサバイバルなのか
真理の発見を目的として集う
愉しい冒険なのか
 

無くてはならない悪魔 190406

無くてはならない悪魔 190406
 
どちらが真理なのか虚像なのか?
左右反転して己を映し出す鏡
反面教師である
悪魔があってこその相対界
差し当たってこの冒険のヒトコマに
目標である神はいらない
 
旅人は悪魔役とダンスのステップを踏む
流れを創り出すのは己である旅人か
鏡に映る悪魔か
相手に先手を取らせる高みの見物から学ぶか
先手を取った気にさせられて迷うか
どれだけ相手に映る自分を見出せるか
冒険とは前に進むばかりで無く
前後左右上下全てが今を支えている中で
動く歪みによる姿形を捉え
分析解剖して五感による実体と
その一片が連なる全体像を創造する作業

さまよえる魂 190406

さまよえる魂 190406
 
忖度は権力の顔色見て媚びる
自分を見失って
依存心に溺れた利己心であり
 
不言実行は真理を目指す偽りのない
利他の心から出る
似て非なる真逆の行為
 
相対による相乗効果を求めて集う
市民は逃げることなく
全体を俯瞰して客観的に
この違いを見破らない限り
何度でもだまされ続ける

絶対なるもの 190406

絶対なるもの 190406
 
唯一完璧なる動じないモノは
究極の全体であり
無限に変化成長しつずける
姿形のない混沌である
 
それは意識によって発見する美であり
精神であり中心でありゼロであり
飽和点でありバランス点である
とめどなく入れ子になって
全体と部分を行き交う
あなたと私の連鎖である
 
人間が最終的に目指す目的の方向であり
肉体による体験やその知識は手段となる