◎道具としての奴隷 180219
◎道具としての奴隷 180219
手にしたモノを大切に扱うか
粗末に使い捨てるかは使い手次第だけれども
その使い手そのものの信頼を得られるかどうかの
分かれ目でもある
奴隷という道具を確保してこその
ギリシャ的民主制度が成り立ち
哲学や数学を始めとする学問が栄えたし
農奴があってこそ庶民的な江戸文化が栄もした
その際奴隷を冷遇すれば市の文化は衰退し
大事にすれば大いに栄えることになる
車の原理を発見し蒸気機関を得
機械が労働の一部を受け持つことで
更なる生産性が上がり文化を置き去りに
その分文明が発展してきた
そして人工知能AIが実用化されることで
多くの民が一次産業も二次産業も解放されて
文化を取り戻し学問や芸事や趣味の仕事に
打ち込むことができる様になるし
競争原理を卒業して切磋琢磨による飛躍を可能にし
社会を民主的に多様な形で発展させて支えることができる
この世は保守という反面教師によって進歩し
全体観を高めてより高度な民主制を追い求めてきた歴史である
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本物の多様性 180219
唯一の答えは搾取のための依存心をクスグル
扇動的なプロパガンダでしかない
本物は常に今を踏切台として飛び火する
発展的なプロセスの状態にある
保守性とは後ろ向きの利己的な過去を保つために
より大きな可能性を捨てることであり
本物の革新とは常に前を向いて
全体的な今の可能性を追求している状態である
可能性とはより大きな全体を目指す冒険であるから
公共的な幸福を創造していることであり
未来を閉ざして安全地帯にとどまり
一つのパイに群がって食いつぶすことではない
今手に持ったモノを手放さなければ
次のモノを手にすることができないし
検証したり手を加えたり発展させていくために
循環させて鮮度を保ち距離を置いて
俯瞰する必要がある
◎慈悲と驕り 180219
◎慈悲と驕り 180219
全体観を持った無限感による慈悲と
視野の狭い部分感による慈善
平家の慈悲が単に驕りであったから
復讐心による源平合戦がもたらされた
徹底した慈悲を維持できるならば
調和の関係を継続できるだろうが
至らぬ人間が故にその公共的な幸福を
手にした途端に欲をかいて
取り逃してしまう
どうすれば公的視野を持ち続けられるかと言えば
その場の個と集い
部分と全体を見極める客観的な意識によって
調和のゲームを愉しめていれば良いのだ
ゴミ溜めの中の宮殿が如何に臭いかと
気付けていれば
家事という美しい公共的な仕事に喜びを持って
我先に参加できるというものだ