異界への旅1 水木しげる 中央文庫
水木しげるが傷痍軍人として片手を失い
戦後復員して何十年かの後
作家としてデビューした当時の
短編読み切りの作品を集めたものだ
シリーズ4まであるがその一巻には
6編修められている
最初の《テレビくん》がデビュー作でもあり
講談社児童マンガ賞を得た代表先でもある
何と言っても妖怪一筋という我道を貫く異色作家である
後に大ヒットとなるゲゲゲの鬼太郎は
長い連載となって多くの大人を含む愛読書を掘り起こした
今でも生まれ故郷の鳥取県境港市に行けば
人気キャラがたむろする妖怪通りが迎えてくれる
版が小さいのだけが残念ではあるけれども
致し方ないのかな〜