であるとですます 150713

であるとですます 150713
 
《〜です》調には頭を撫でているような
上から目線を感じてしまうので
最近は《〜である》調で描くことが多い
しかしこれも又紋切り型で美しくない
かと言っていちいち《思う》とか
《思います》というのもだらだらしていて
スッキリとしない
ついでに言うならば
この《〜ない》という否定形が多くなるのも
後ろ向きに思えてしまう
 
とかくこの世は傷つきやすくて住みにくい
社会的価値観に気を取られて
どうでもいいことに気を回しすぎて
ますます相手を見下して
失礼な結果になっているように思えてならない
 
お互いに対等で自在な関係を築いていくには
率直でシナヤカであるべきだと思うのだけれども
過渡期の現在どうすればいいのだろうか?
 
歴史の重さに負けて美を見失っている今
深い言葉である文化の
充てがわれた自由度やプライドに振り回されて
自分を正直に表現することすらままならない
 
素直さは約束事を省いて相手や自分を傷付けるという
本末転倒を生み出してしまう