葉っぱのフレディー レオ・バスカーリア 童話屋

葉っぱのフレディー レオ・バスカーリア 童話屋 
いのちの旅
 
命というコンセプトがシンプルな上に
植物で表現しているので違和感なく
生きて死ぬという人生を
自然な変化の一つととらえ安くしているのだろう
 
しかしその一方で
もう一歩深みをもたせて無理な答えを出さずに
多様性を残して欲しかったとも思う
細かいことで言えば
生まれたての葉っぱも経験を積んだ葉っぱも同じように
一枚一枚違う個性を持っている筈だ
 
ダニエルは先輩格の議論の相手であって欲しかったし
知識は長い経験を持つ木の幹との会話で得る道筋の方が
納得しやすいだろう
知識を咀嚼することで自分の考えと
それに対する責任を持つという過程を盛り込んで
欲しかったとも思う