◎不完全が故の完全 170417

◎不完全が故の完全 170417
 
円は二等辺三角形を無限に集めてできる形
球は震える水滴のように
無限に近く細かいモノが無限に近く集まった形
 
もしも完璧な球体をつくれたとすれば
凸凹がなくなって存在すら確認できないだろう
不完全だから重さを持つ姿形があり摩擦による個性を持ち
限りなく多様性を発揮して集い球体へと向かう
 
完璧な球体は有限性を超えて向き合う相手のない
一つになろうとするから自分の重さを支えられずに
その手前で暴力的に自爆してしまう
これがブラックホールの現象
 
不完全が故に流れ続けるシナヤカな循環こそが
完璧を維持する唯一のシステム
一も二も無いのに等しく三次元でのみ形と重さを現す
あなたも私もその集合体も不完全が故の完璧な流れに向かう姿
このパラドキシカルな関係を昔の人は清濁併せ呑むと言い
今の人は調和を目指すと言う
 
この宇宙自体が無限に変化し続ける多様な完璧なのであって
一つの完璧な答えなどありえない
何故なら自分の存在を確かめる相手がいないからね
そこには目的があったとしても手段がないからね
 

個と組織の関係 170416

個と組織の関係 170416
 
個体が完全でない限り
相対という関係性を持った組織を必要とする
こうして生まれたこの世という相対性時空間における
個と個の周辺は永遠の入れ子状態となり
手段として組織化され目的を持った個を優先することで
永久的な循環性が成立つ
 
ここで歪んでいるがゆえに姿形を持った個が
組織を優先して依存しだすと
後向きの負の関係を作り出して自然界の循環が破られ
力尽くの関係となって暴力性が搾取と支配を支える形の
目的を見失った不幸が成立する
 
この不幸は共食い状態に陥ることを意味し
調和を損ない片肺状態の自然消滅へと転げ落ちて行くことになる
つまり結果である過去に依存して権利を奪い合う競争社会で
嘘と秘密にまみれることになる
どこかで強欲という負のスパイラルに気付いて
循環する調和を目指し転落から抜け出さない限り
奪い取ってきた生活圏を食い尽くして自爆するしかないのだ
 
 

◎人生における権利と責任 170416

◎人生における権利と責任 170416
 
この世に産まれ出ると言うことには
今を生き続ける権利と同時に
生きた過去を大地に戻すと言う
責任を果たすための義務を伴うのである
 
この権利とは個々の人生をまっとうするための
衣食住に関する経費としての
必要十分で過不足のないエネルギー補給であり
その環境である
 
又責任とは権利として刻々と体験することで
作り出した結果としての排泄物の全てを
自然界の状態に戻すことである
 
権利として借りたものを役立つ万能な形にして
未来へ返すことであり
負の遺産として残してはならない
従って自分で自然な状態に戻せない不自然なモノを
作り出してはならないのである
 
これは自分が関わった憎しみや嫉妬や呪いなどの
エネルギーをも含み
少なくともあらゆる意味で死ぬ前に
浄化して行くことが義務なのである
人生で使ったエネルギーを咀嚼された意識として
集合意識へ返す事が必要ななのである
 
人生をまっとうするということは
日々刻々自分で責任を持って出合いの選択を続けると同時に
その冒険を前向きにとらえながら俯瞰して
そこで得た知識を咀嚼し自分の視野で全体を見極め
過去となる排泄物を自然な状態の素材に戻し
未来へとつながる未知なるプロセスを
切り開いて行くことである
 
これを怠ると過去の摩擦に依存することになり
これは限りなく入れ子状態になっている大自然の中での
経験と冒険の連続であり
これを前向きな調和によって愉しむことも
過去に依存する暴力によって苦しむことも
それぞれの人生が受け持つ選択肢の内なのである
 
こうしてそれぞれの人生がどんな脇道を選ぼうが
最終的に輪廻転生を経て目指す目的は
すべてを癒す調和の関係を理解することであり
悟りという大自然の真理の解明なのだろう
それは縁起という関係で空という中庸を
理解することなのかもしれない
 
最後に権利という言葉は独善的で語弊があるので
大自然から付帯されてものと考えるべきなのだとしたい
いずれにしても人生は永遠のロマンである
 

競争が不幸な理由 170415

競争が不幸な理由 170415
 
嘘と秘密なしに競争が成り立たないから
もしも信頼し合ってしまえば競うことも争うこともできないから
もしも自律しようと思ったり仲良くしようとすれば
嘘も秘密も付けなくなってしまうから
 
勝つためには相手を倒して不幸にしなければならないので
生活権を奪ったりイジメたり脅したり仲間はずれにしたり
だましたり恨んだりし続けていなければならないから
いつ奪い返されるか追い越されるか心配し続けて逃げ続けて
死ぬまで追い掛けられ続けていなければならないから
 
自在も対等も調和も自由も平等も平和もダンスも歌も
感動も相乗効果も切磋琢磨も真実の追求もできないから
競争には疑いと破壊しかなく
育てたりつくる喜びもなく独裁以外の民主主義がありえないから
循環のない一方通行は切りのない所有欲で自分の足まで
食べ尽くさなければならないからである

麻薬 170414

麻薬 170414
 
芥川賞に代表されるような社会にもてはやされ
突っ張って表層をとらえて媚びるのが上手いだけの
才走った人間たちは結局成り上がりを目指しているに過ぎず
麻薬なしで生きられない弱虫な輩なのようだ
 
誰にも真似のできない自分だけの独創的な仕事をしていると自負し
そのくせ外目線で日々を暮らす全体と部分の関係という
本物の人生から逃げ
一番軽蔑しているであろう依存と搾取に溺れている自分にすら
気付けずにいるのだ
 
歴史という過去に学ばずして
言葉を喋ることすらできないのだという事も知らずに
個性だの独創だのと孫悟空観音菩薩の中指とは知らずに
立ち小便をして来るのと同じのぼせ上がったボンクラなのだ
 
そんな才能ある人の中でも極一部に全体観と部分感の関係に目覚めて
シナヤカに背伸びせず清濁併せ呑んで社会丸ごと
コツコツと見守れる人もいる

◎一成る相対 170414

◎一成る相対 170414
 
三次元は時間と空間を含む
時間から空間だけを切り離せないし
空間と時間を分けることなどできない
この二つは一心同体である
 
従って大自然には無限と有限
ゼロ次元と三次元しかない
一次元も二次元もゼロ次元に含まれ
三次元には四次元以上の全てが含まれる
 
相対の関係には
あなたと私のほかに一体という
三つ目の関係が含まれている