◎人生における権利と責任 170416
◎人生における権利と責任 170416
この世に産まれ出ると言うことには
今を生き続ける権利と同時に
生きた過去を大地に戻すと言う
責任を果たすための義務を伴うのである
この権利とは個々の人生をまっとうするための
衣食住に関する経費としての
必要十分で過不足のないエネルギー補給であり
その環境である
又責任とは権利として刻々と体験することで
作り出した結果としての排泄物の全てを
自然界の状態に戻すことである
権利として借りたものを役立つ万能な形にして
未来へ返すことであり
負の遺産として残してはならない
従って自分で自然な状態に戻せない不自然なモノを
作り出してはならないのである
これは自分が関わった憎しみや嫉妬や呪いなどの
エネルギーをも含み
少なくともあらゆる意味で死ぬ前に
浄化して行くことが義務なのである
人生で使ったエネルギーを咀嚼された意識として
集合意識へ返す事が必要ななのである
人生をまっとうするということは
日々刻々自分で責任を持って出合いの選択を続けると同時に
その冒険を前向きにとらえながら俯瞰して
そこで得た知識を咀嚼し自分の視野で全体を見極め
過去となる排泄物を自然な状態の素材に戻し
未来へとつながる未知なるプロセスを
切り開いて行くことである
これを怠ると過去の摩擦に依存することになり
これは限りなく入れ子状態になっている大自然の中での
経験と冒険の連続であり
これを前向きな調和によって愉しむことも
過去に依存する暴力によって苦しむことも
それぞれの人生が受け持つ選択肢の内なのである
こうしてそれぞれの人生がどんな脇道を選ぼうが
最終的に輪廻転生を経て目指す目的は
すべてを癒す調和の関係を理解することであり
悟りという大自然の真理の解明なのだろう
それは縁起という関係で空という中庸を
理解することなのかもしれない
最後に権利という言葉は独善的で語弊があるので
大自然から付帯されてものと考えるべきなのだとしたい
いずれにしても人生は永遠のロマンである