◎集いはボランティアで 170121

◎集いはボランティアで 170121
 
公共であるべき行政や司法や議会は当然ながら
家族とか組合とか生協とか会社とかにおいても
全ての組織は互いに対等な構成で束縛のない信頼関係の元に
お互いの自主的なボランティア精神によって
分担作業と切磋琢磨をするために集うのが大自然の法則である
 
例えば一匹のミツバチは一個の存在であると同時に
一つの巣を構成する部分であり
更には受粉など生態系の一部を受け持つ存在でもある
 
こうした各段階の部分同士は補い合い分担作業を行っているし
その一匹は頭と胸と腹とに別れて
触覚と足と羽などの多くの部分で構成され
その部分においても個々に独立している細胞が集まって
それぞれの個性を創り上げた上で更なる組織に参加している
こうして入れ子になった部分性と全体性を兼ね備えながら
自主性と対等性の中で棲み分けと食物連鎖を通し
連帯を重ねているのが無限に循環する自然界の姿である
 
こうした中で人間界の現状は
育んできた手段である筈の腐敗した未消化の知識に邪魔されて
目的である筈の意識の成長を遠ざけ
過去に根ざした依存心を頼りにする代償として
今を冒険する好奇心と喜びで満たされた自然界の循環を見失い
孤立した結果自分の住処である筈の自然界と対立してスネをかじり
搾取と支配で食い荒らしているという自分に気付けず
物欲に溺れている自分の足を食べている自滅の状態なのである