永遠  211001

永遠  211001
 
果てし無く生き続ける
永遠の命とは
全てが完璧であるが故に
影すらない真っ白な無限の世界に
自らを確かめる術もなく
一人たたずむと言うことか?
 
摩擦の無い自由自在の孤独
全ての感覚が麻痺した虚無な空間
これこそが一成る神そのもの
有って無い空
無情の愛
 
それが美なのか?
真理だというのか?
求めるべき調和なのか?
満たされた飽和なのか?
矛盾だらけの相対関係に生きる
生命体は何を目指して未知なる今を
冒険しているのだろうか
 
無邪気に楽しみと苦しみの遊びに没頭し
それを俯瞰して空を垣間見ることの
どこに意味があるのだろう
明日をも知れぬこの身が
一成る答えに出合えるわけもないが
それを追いかけるのが
えもいわれぬ遊びなのだろうか