空の具象化  210318

空の具象化  210318
 
相手という鏡のない中心
前後左右上下の無い無限なる点が
己を知る術は孫悟空の分身の術
部分化した現象界を通した実感を
無限に収集し続けること
 
亀をうさぎが追いかけて
追い越す瞬間を夢見る三次元時空間
飽和という真球を
悪夢の体験と咀嚼の冒険を繰り返して
求めて行く自己満足と力みの日々
すべてが似て非なる宇宙の呼吸