学問と道  200314

学問と道  200314
 
勝てば官軍と言う短絡的な社会で
地位を得るのが学問の目的であり
自分を極めると言う永遠の冒険が
道の目指す一成る個人的な喜びである
 
明治の文明が競争原理を持ち込み
道の無限性をも知的文化の有限性に
塗り替えてしまったと同時に
対立関係による嘘と秘密の関わりが表面化し
信頼の切磋琢磨による相乗効果を無き物にした
 
細切れの結果を答えとする学問は即物的
目的だの予定だの計画だのと直線的に未来を定めてしまうが
無限宇宙を視野にれた道は定めることのない抽象性であり
今を自由自在に選択する連鎖で成り立っている