非敗の思想と農ある世界 小松泰信 大学教育出版
非敗の思想と農ある世界
小松泰信 大学教育出版
非敗という造語に惹かれて読み始めたが
農業協同組合JAにおける責任転嫁と依存心の中で
著者である小松さんの理想のもと
みんなが協力し合えればと言う
時期尚早な正論を掲げて紛争している記録である
民主主義も社会主義も同じだけれど
組織力で成そうとする約束自体が真逆の発想なのだ
それは
人間一人ひとりの視野が
利己心がなせる苦しい経験から
利他へと心が広がってからの話だ
俯瞰できる意識が育てば自ずと法で縛り合う
愚かな社会的価値間の世界から逃れ
個々が磨き出す倫理観を持ち寄って切磋琢磨する
信頼関係を目指す自由自在で対等で
柔軟な関係へと成長していくだろう