言葉の限界 190227

言葉の限界 190227
 
すべてを包み隠さず伝えるテレパシーとは違い
無の意味を言葉で表現することは不可能だ
言葉はすでに形を持った有限物である
あえて言うならば有って無いことを示す「空」が
絶対唯一の意味に近いのかもしれないし
あるいは零とか無限を理解することが有効かもしれない
 
限りない状態を世界という言葉で囲い込むことも
矛盾を引き起こすし
他を否定する一成る主張も語るに落ちた矛盾そのもの
一はすでに限り有る有限であり
対局に別の存在とか
零と言う無限を意識していなければ
成り立たない存在である
 
悟りは自らの行為で描き出す一なる選択であって
丸ごと教わることでも伝えられることでもなく
その表現としては部分を切り取って無限に伝え続け
その部分を集めてパッチワークし続けていく作業にほかならない