裏政界と裏科学 高嶋康豪 藤原直哉 ヒカルランド
裏政界と裏科学 高嶋康豪 藤原直哉 ヒカルランド
造り酒屋に生まれ
実にユニークな人生を渡り歩いた高嶋さんに
喋らせる為に企画された本なのだろう
体験による裏政界の話は
ある側面の事実なのだろうから面白いし
抽象的な考え方には共感するが
天皇論とか明治維新とか果ては宮沢賢治のパクリでしか無い昴などの
現象面を捉える視点は私と真逆だから納得できない
しかし裏科学の方は正に同じ視点に立つ話で面白くてしょうがない
ただ私と違うのは一成る存在を
ニホンという人間社会が悟り
成し遂げるという高嶋さんの思いに対して
あくまでも一成る真球を永遠に目指して成長して行くのが
姿形を持った私達の限界であり
またこの世の使命だと言うことだ
この本の到るところに素敵な真理が転がっているけれども
8章・生命は宇宙から生まれ生物は地球から生まれる
9章・四次元世界を超えて人類の大転換期を乗り切れ
この最後の二章を読めばおおよその内容をつかめるだろう
宗教で表現されてきた完璧な一成存在を
科学で証明できる時代になっていることを告げている
中でも高嶋さんの専門である微生物の話が面白いし
放射能を還元世界のこと世からあの世に送り届けるくだりは
福島原発事件を抱えるニホンにとって絶妙なタイミングかも知れない
相対性理論はビッグバンのあと光が生まれてからの状態を説明している
リンゴが落ちるという引力で説明したニュートン物理学と基本は同じスタンスで
ビッグバンというこの世の摩擦界と相対するブラックホールとか零なる無限やあの世とかを無視した片肺飛行ということだ
期間=時間軸と距離=空間軸と質量=物質軸を持つ有限界と持たない無限界の両方を理解した和光なる空=真理=愛=美の環境を科学的に解明しようとするのがこれからの千年だそうだ
ダークマターとダークエナジーと反重力について説明しブラックホールで零に向かい
ビッグリップで螺旋状に無限に向かう
つまり零という無限は無でも有でもない状態を意味するのだろう
そこではエントロピーが増大しながら消えていくパラドックスを体験することになる
元素の世界が5%で
ダークマター=暗黒物質界が27%で
ダークエナジー=暗黒エネルギー界が68%で宇宙は構成されているのだという