まんが 蟹工船 小林多喜二 イースト・プレス

 

最も悲惨な物語だと思い最後に読んだのだけれども

蒲団や阿Q正伝に比べて救いようのなさは少ない

それだけに主人公のその後や

二回目のストライキがもたらした社会的な何かがあったのか?

などなど最後が尻切れトンボな所が残念だ

 

著者の多喜二が特高によって拷問死したこともあって

あまりにも有名な小説であるし

隔離された環境だと言うことでは

刑務所や精神病院や修道院独裁国家と同じ

密室が故に起こりうる問題を世に問うたのであろう