法律と倫理と道徳 170826
法律と倫理と道徳 170826
神から与えられた神託を法律と呼び
それを元にした具象的で物理的な範囲における
社会においての人為的な約束事を法とする
倫理観も同じ過程を通るが法律に治まらない
抽象的で精神性の高いモノの範疇を含む規範であり
又個人的な意識の確立が低い社会ほど競争原理に縛られ
社会的な道徳と重ねる矛盾の中で理解されるものであり
個人の確立が高くなるに従って成熟した社会の中で
個人個人が自分なりの倫理観を育てていくことになる
それに対して道徳は漠然と宗教的に受け継がれてきた
人の道としての社会的文化である
人間としての意識が低ければ
誰かが仕切る法律に頼る縄張り社会に依存することで
物理的に自己防衛を成し遂げようとする
それに引き換え
個々が自律へ向かう集いになるほど
対等性と自在性を認め合う切磋琢磨の関係となり
個々の倫理観を持ち寄る調和の環境で
外圧というお為ごかしの侵略による矛盾もなく
身の安全を確保できるようになる