男と女から父性と母性に 170523

男と女から父性と母性に 170523
 
部分性を発揮する男は生きるという摩擦の中で
内面に持つ全体観を目指す父性性を育み
同じように
部分性を受け持つ女も生きるという摩擦の中で
内に秘めた全体観を担う母性性に目覚めていく
 
誰しもが今という未知に対する前向きな好奇心と
後向きの不安恐怖にはさまれ
自主性と依存性のどちらを選ぶかによって
視野の狭い部分にしがみついているか
より視野の広い全体観に旅立つかが決まる
 
もしも後向きに逃げ込むことを選ぶならば
比較競争の善悪感や損得感に心を奪われた不幸に
根ざすことになる
 
あるいは前向きの冒険に踏み切るならば
マイペースの距離感でしなやかにつながる調和の関係を
見つけて相乗効果という幸福に満たされることになる
 
物欲という部分感に終わりが無いのに対して
全体観による精神的な意識はどんな状況に出会おうが
幸福感に隙間なく満たされている故に
常に物欲を俯瞰する距離にあり
心の揺らぐこともない