茶道と中国文化 関根宗中 淡交社
茶道と中国文化 関根宗中 淡交社
中国におけるお茶を語るのかと手にとって見たが
まるで見当違いでした
知識によるウンチクのオンパレードで
創造する茶の心などどこ吹く風でお呼びでない
茶道は総合芸術で
西洋的な芸術の概念を超えた
東洋的な芸の意味を併せ持っていると言う
さて超えているというと偉そうであるけれど
違うだけではないのだろうか
国家天下の人材養成
そのためには
水をまき掃き清め人を呼ぶに応じて問いに答える
礼節を心がけ音楽弓術馬術書法算法を教え込む
ここでは学ぶと洗脳を区別できていないように思える
稽古だけで創造する自分の姿勢などお構い無しで
綜合芸術なのだろうか
ここでは利休の苦心や夢や意識の展開など
露程にも理解していないようにみえる
儒教に呑み込まれた依存による国家主義が
利休を阻んでいるようである