ルールベースとケースベース161031

ルールベースとケースベース161031
 
十把一からげの一律による暴力的なルールベースで
対立した縄張り社会において縦に連なる剛秩序を
不安恐怖によって強引に作り出すのか
あるいは一つとして同じことのないこの世を視野に入れた
その場その場におけるケースベースの選択で
全員が参加意識を持ってシナヤカな
柔秩序を磨き出していくのか
 
自然界はケースベースに根ざして無限に多様な関係の
調和を目指して切磋琢磨することで試行錯誤している
この無限のプロセスとしてルールベースを実体験しているのが
現状における人間社会なのだろう
ルールベースでは
エゴと理性・主観と客観・手段と目的・部分と全体の
分離感とせめぎ合いを卒業できずに
依存心に誘惑され続けることになる
 
そしておぼろげながらにしろすでに全体観を持って
物質的なこの依存関係に執着することなく
お互いに住み分けしながら過不足なく補い合う
食物連鎖を伴い自律を目指す共生関係を
創造するべきだと気付けているはずなのだ