諸悪の必要性 161024

諸悪の必要性 161024
 
相対性の世界にヤクザな情で侵された
暴力や嘘や秘密がなくなったら
愛をテーマとする母なる世界も消滅するしかねくなる
それが相対性時空間という無限性における
有限界の法則である
 
だとすれば悪が強すぎるこの世も
在り得ないのであって
何事も作用には反作用がつきものなのである
がしかし
循環し続けるはずのこの世も今や清浄化が
不可能なのでないかと思えるほどに
揺り返しもないままスサミ切る一方なのは
どうしたことなのだろうか
 
この無限の海に浮かぶ二つと無い存在だろうと思ってきたが
地球という意味のあるはずの世界にも
はじめと終わりがあるのだろうか
存在の本質である我々の役割とはいったい何なのだろうか
混沌なる無限に込められた正体を明かすのが
生命体の成すべき仕事でなかったのだろうか
 
いやいやまだまだこの揺れは序の口であって
これから負の頂点に立つ折り返しが起こり
振幅を小さくして行く永遠の旅が
果てしなく続くに違いないのだ