義経と静御前二人のその後 今泉正顕 PHP

義経静御前二人のその後 今泉正顕 PHP
 
好きこそものの上手なれ
素人の研究は利益と関係なく純粋だからこその
遠慮や駆け引きや社会的価値観に煩わされることなく
マイペースに視野を拡げることが可能だ
当然専用の社会的な予算も時間も発表の場も
取れないわけだけれども
自分の選択でたのしめる環境にある
 
この本もたまたま出版社の目に止まったので
本になって我々をあらぬ世界の冒険へと誘ってくれる
義経静御前も確かな墓が見つかっていないし
その死に方も疑わしい上にその後のウワサも尽きない
それにもかかわらず学問の狭い世界では
鎌倉幕府による吾妻鏡だけを正史とし
何故か他の研究を顧みようとせず全てを葬ってきた
 
義経
これを読むと客観性を持った思いと
行動で表している情のもろさがあるようだ
 
いずれにしても当時の貿易が盛んだったことが判明し
義経の一行は北海道に渡り
更には大陸に向かった可能性も大きいようだ
現在の天皇がその血筋に朝鮮の血が入っていることを認めたし
今後の研究で天皇の実像を明らかにすることが
あらゆるニホンの歴史の背景をクリヤーにしてくれるだろう