◎生きるという目的と稼ぐという手段 160627

◎生きるという目的と稼ぐという手段 160627
 
生命を育む地球というホールパイの大きさは変わらない
そこに住む生命体の一つ一つの部分は循環して全体を成している
しかしその部分であるそれぞれは一切れのパイを必要として
その大きさや種類はそれぞれに変化するが
全体として常に不変であり調和している
 
一人が必要以上に稼ぐとそこにだぶつきが生まれ
他の取り分は少なくなって必要以下になる
必要な時に必要なだけもらえばだぶつくことはないし
無駄に腐らすこともないし無駄に管理する必要もない
 
しかし部分的な知識で損得という悪知恵を得て外目線に陥り
明日という部分を不安に思ってしまったり
少し気が散って後ろを振り返ると部分に取り憑かれ
パイが小さく見えて不安になり必要以上に余分に取り
貯め込むことに魅せられる
 
誰かが余分に取ると不安が蔓延して我も我もと
過去を理由にして権利を主張し暴力的に奪うことを覚えるだろう
実物のパイならば必要な分を五感で理解できるが
間にお金という抽象的なものを挟み
全体を理解できない人ができると
不安が募って過食症に陥ることになる
 
更に利息とか福利とか期限とかの約束という抽象度の高いものが
増えるとその物的な五感だけでは自分を測れなくなって
信頼という全体観が崩れパニクってしまう
 
距離感を失った人は手当たりしだいの盲滅法に物欲を膨らませて
縄張りを力尽くで宣言する事になり
為政者に都合のいいルールと競争原理を洗脳する
このルールという約束事を契約とか法律と呼んで罰則が作られる
こうした力尽くの暴力を過干渉の越権行為としてダメ出しするが
この時点ですでに力尽くのループが巷まで行き渡り
大自然の流れからはみ出した矛盾をきたしていることに
主権たる民衆は自ら気付かなければならない