ベーシック・インカムへの賛否 160610

ベーシック・インカムへの賛否 160610
 
BIシステムとは物質環境から意識を含む環境へと
移行する要となる場であることを最初に理解しなければならない
そのためには完全な無条件におけるBIシステムが必要であり
それ無くして
BIシステムの本領を発揮することはできないということである
 
《BIシステムの特徴》
*一人ひとりが産まれながらに持つ暮らすためのエネルギーを
 税金によって平等に再分配することで
 人間本来の目的を自主的に選択できる環境を
 客観的な合理性を持って整備するシステムである
*複雑に分散された福祉システムの多くを一本化し
 行政の負担を大きく軽減して小さな政府を作り
 誰もが分かり易い透明度の高い社会にできることにある
*誰もが正当な再分配として対等性を高めることができる
*BIにおける衣食住の確保を得ることで過去に根ざす
 利権確保競争原理の社会的価値観を卒業し
 お互いが切磋琢磨することで人生本来の五分五分の選択を
 個々の自由自在な環境において行えることになる
*働く=生きると稼ぐを混同している現代社会を見直す
 
《反対者の本音と理由》
*利権官僚支配体制にとって不利益
*自分が支配側に居ると思っている中産階級
 損得勘定がマイナス側に向く
*労働者側に怠け心が起こるとの決め付けと心配
*意識の改革によって現状の依存搾取支配の関係が壊れる
*税金の使い道を官僚がコントロールできなくなる
*労働者のユトリは市民の自律心と洗脳離れをお越して
 視野を広げ嘘と秘密が通用しなくなる
*自分の搾取を棚に上げて無条件で只権利を与えるのは
 泥棒に追い銭と同じで良くないと決め付け
 
《賛成者の利己的な本音》
*低収入の人や欲張りの人が
 無条件でもらえるものなら欲しいという短絡的な欲
 
《民主制社会を追求する上での理由》
*社会が作った所有のヒズミを調整する為の再分配である
 税金本来の意味を再確認するチャンスを得る
*対等性と自在性に目覚め競争原理の呪縛から解放され
 民主的意識革命を起こす切掛となる
*調和を目指す視野の広さを得るチャンスとして有効
*大自然における食物連鎖に準ずる
 過渡期的な棲み分けと再分配と共生の手段として有効
*競争原理の弊害に気付き卒業するステップとして有効
*本来各生命体が持つ生命エネルギーに対する
 社会的な搾取から巣立つチャンスとなる
直接民主主義の本質を理解するチャンスとなる
*あらゆる飴と鞭による脅しから卒業し
 切磋琢磨して調和と自律性を目指すために有効