生命現象 160322

生命現象 160322
 
命には目的があるのか
宇宙には目的があるのか
限りなく産まれ出る生命体の
個々と群れの関係性は何を示しているのか
 
脳は何かを携えてこの世に出現するのか
それともカラッポから始まり
肉体の死と共に培った意識も消え去るのか
 
もしもカラッポだとすれば
最初の出合いを選択する動機はどこから来るのか
そもそも精子卵子の出合いは
不安と煩悩に追い立てられた競いによるものなのか
それともお互いに選び合う自主的な意識によるものなのか
このはじめの一歩を動かす煩悩や意識の力は
どこから来るのか
 
本心とは産まれ持った《種》なのか
それともこの世の経験を《種》として
人生を創造する中心なのか
 
始めも終わりも中心も無いのが一成る無限であり
この無限を内包するのが相対性時空間という
中心を持つ有限なのではないのか
 
一成る真理を創造するプロセスの存在が
喜びや恐怖に満ちたパラドキシカルな生命現象であり
意識が内側に向けば無限に解放された喜びを創造し
外側に向けば有限に閉じ込められた恐怖を創り出す
 
だからこそこの世は個と個による果てしのない関係性を
創造しては体感する無限という意識の遊び場なのであろう