相互扶助と奪い合い 150614

相互扶助と奪い合い 150614
 
相互扶助を口語に言い換えるならば循環する秩序で
奪い合いは消費のみに流れる人工的な混沌状態
 
秩序は自然界における無条件の真理であり
変化し続けているこの世の成り立ちである
 
このことを理解するには相対性時空間という
自律した部分の意識的集合で成り立つ全体観を
身を持って納得していることが必要十分条件である
簡単にいえば素直に自然体である自分を知っている状態
 
しかるに流れ続ける真理の一部を止めて
コントロールする知恵を得た人間はその反作用で
全体を見透かす距離感と視野を失ってしまった
 
このルーペというディテールの世界に執着した人間は
物欲で即物的部分に特化したが故に本心である意識を
暗闇に落とし込み心の繋がり方を手探りに頼る不安恐怖で
心を満たすことになる
 
生産のない消費だけの片流れで自分を維持するためには
仲間の命を奪い取って依存する以外にない悪循環となる
この本末転倒の経験で
それぞれの部分を具象化した姿形として悟り
部分部分を理解できたわけであり
あらためてルーペをはずし心のつながりを取り戻せば
不透明の混沌を透明にして無限を視野に入れ
この世の流れに乗りながら
シナヤカに秩序だてることができる筈だ