勝手連 =ボランティア 150511

勝手連 =ボランティア 150511
 
自発的に人が集う利害の関わらない集団であり
寄り合いや火消しや岡っ引きや隣組や町内会や
地回りやヤクザや組合のようなもので
お上が立ち上げた税金で成り立つ役所とは別物である
 
今で言うならばボランティアでありNPONGO的なものでもあり
草の根の《勝手連》でもある
 
これも大きく二つの形に別れて
税金というお上の力と繋がりお金の流れで管理する縦組織と
心ある市民の有志が自律的に手弁当で暮らしの一環として
横にネットする自由参加の連絡会的な組織立たないものとがある
 
この後者を《勝手連》と呼ぼう
強いものが仕切るのではなく
心意気でゆるく繋がり全てを分け合い補い合える信頼関係で
家族のように成り立つ対等関係の集いを基本とする
 
ニホンではあまりにふつうのコトで名前すら無かったけれども
明治以来の権利獲得の競争で成り立つ欧米化の推進で始まる
洗脳義務教育で信頼の共生関係が壊されてきた
 
そこであらためて名付けられたのが輸入語のボランティアであり
NPOでありニホン流に言えば《勝手連》という仲間である
その都度お互いに過不足のない距離感を得ながら
しなやかさを保ち暮らしの糧を分け合い手弁当で働き学び遊ぶ
 
権利獲得の競争も奪い合いの経済成長も求めず
全体観を視野に入れた自然の食物連鎖の一員としてこの世に参加し
意識の成長を模索することを愉しむ共生関係を創造していく