《無限》に広がりはない 150418

《無限》に広がりはない 150418
 
モノという有限物には裏と表があり
前後左右という広がりがあるが
限りない無限には上にも下にも前にも後にろも
相対するモノがない
 
無限という影も形もない概念には
自分を反射して映し出してくれる相手がいない
有限という広がりがある空間や
過去や未来がある時間には
今という瞬間や点という次元がない
 
私達生命が棲み分ける摩擦界の
相対性時空間というこの世では
心とか意識とか精神とか混沌とか完全とか不動とか
五感に届かないモノがわからない
 
無限と相対する有限という姿形を持つモノの世界には
相手という限界があり出合いとテリトリーという
常に変化している関係が起こるし
事件を起こすという選択をしなければならない
 
この有限物は摩擦という重さを持ち
相対としう陰を持ち
限りある大きさを持ち
知識という過去と未知という未来を持つ
 
そして有限にないモノは
今と呼ばれて中心となるバランス点である