自然観にも選択肢 150313

自然観にも選択肢 150313
 
自然保護も人によって目的が様々
盲信したように熱狂的なものから
淡々とした客観的な姿まで幅広い
 
愛と情の持ち方によって
自然を俯瞰した上で全体観を持って
この世に参加しようとする姿もあるし
 
自然の一部分だけを切り取り
癒しの対象としてペットに特化した上で
この世に依存しようとする所有欲と搾取を生み出し
独断的になりエコヒイキをお越しヤキモチやきになり
可愛さ余って憎さ百倍にも成り兼ねないと
心が揺れることにもなる
 
人間という生物はその場の選択を
調和することの冒険として愉しんだり
権利獲得を目指して競争することで
喜怒哀楽に溺れたりするわけで
相対性時空間のこの世で暮らす限り
心を愛だけで埋め尽くすこともできないし
情だけにすることもできない
 
愛情に揺れながら愛と情に揺さぶられ
この世で物的権利と意識的分配の関係を目的として
学ぶために人生という手段があるのだろう
そこには情を強くした自由勝って気ままいという
弱肉強食を主張するダーウィニズムに平等主義も生まれるし
愛を満たそうとする自在性と対等性を目指す食物連鎖
棲み分けによる共生関係を探し求める生き方も起る
 
常なる幸福感は過去と未来に依存して不安を造りだす縄張りや
社会的価値観や善悪観や対立関係が芽生えることなどない
幸せは独占できる形あるものでなく
今をとらえて信頼を創り出す調和の関係にのみ
過不足なくお互いの心を満たし合えるもの
 
成長とはひとえに部分性と全体性の認識変化であり
出合いの選択とその体験から学び取った
視野の広がりと意識の高まりのこと
 
権利社会は過去と未来に対する多数決と縄張り組織の
特権という暴力で裏打ちされた契約と法律を操り
個々の現在を束縛して物的差別をつくり出している