わが闘争わが闘病 大森実 講談社

わが闘争わが闘病 大森実 講談社
 
夫婦合作の自伝本+啓発本か?
正に冒険小説のように自らの人生を選び
闘魂によってお二人共に充実した人生を
合作している姿が嫌味もなく行間に滲み出している
 
功成り名を遂げることを心の何処かで意識しているのか
イチイチ人生の岐路を選択する度に
理由を付けているところがオモハユイが
それでもこの権利主義の時代に
ナイーブな生き方を実戦していることに変りなく
どれだけ豊かな心で生き抜いただろうことか
 
そしてその姿を見せてくれることで
これから人生を選ぶ人達に
どれだけ勇気を与えてくれることだろう
 
何がこれだけ強く正義感を追い立てたのだろうか
体を痛めつけることで再生するという荒療治で
自分流を押し通しながら何人分モノ仕事し
転んでも只では置きないシブトサで
社会組織を相手に夫婦だけの連帯で
組織と立ち向かい人と協調し合い
率直に生き抜くのは勇気のいることで簡単ではないはずだが
やればやれるということを実践で示してくれた人だ